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KeyShot 2024.2 正式リリースのご案内
KeyShot V2024.2がリリースされました。
今回のバージョンアップでは、いくつかの使い勝手の向上と、GLTFアニメーションデータを含むインポート機能の更新が行われました。
更新内容は以下の通りです。
❶ GLTF アニメーションのインポート
2024.2は、GLTF 2.0で保存されたGLTFアニメーションをインポートする機能を導入することで、インポートオプションを拡張しました。
GLTFアニメーションファイルをインポートするプロセスは、インポートダイアログに新しい「アニメーション」ダイアログで行えます。
インポートするGLTFファイルにアニメーションが添付されている場合、アニメーション付きGLTFをインポートする際に、「アニメーションをインポート」チェックボックスを選択するとアニメーション内容が共にインポートされます。
※ 現在、KeyShot Studioは、ソフトボディ変形やその他のリグ化アニメーションを含むGLTFアニメーションは対応しておりませんので、ご注意ください。
❷ エクスポート前プレビュー
KeyShot Studio 2024.2では、エクスポートプレビューが導入されました。
この新機能により、Web Viewerダイアログにて、エクスポートする前にシーンをプレビューできるようになりました。
これにより、シーンがWeb Viewerでどのように表示されるかをプレビューでき、最終的なアップロードを処理する前に、必要に応じてシーンを調整することができます。
エクスポートプレビューの他に、すべてのWeb Viewerアップロードがテクスチャベイクを使用して処理されるようになりました。(「テクスチャーベイク」チェックボックスが外されました)
❸ WebViewer対応テクスチャー追加
KeyShot 2024.2で導入されたマテリアルエクスポート機能は、新しいOpenPBR規格に基づいており、以下のような結果となりました。
- Web ViewerでKeyShotと同じに見えるマテリアルが22個 (79%)
- 改善が必要: アドバンス、曇りプラ、透明プラ、トゥーン
- 未対応: 薄フィルム、半透明、X線
これでWeb ViewerでKeyShot Studio と同一に見えるマテリアルは96%に達しております。KeyShot Studio 2024.1と比較して、品質が低下したマテリアルはありません。
※ ライティングとシェーディングの品質、反射または屈折効果に関しては、ウェブブラウザにレイトレーシング機能が含まれていない、アルゴリズム上の制限があります。
❹ 移動ツールの改善
2024.2 では、移動ツール・ウィンドウの GUI にいくつかの変更が加えられました。
ツールが開いた間、位置入力ボックスが常に表示されるようになりました。尚、ウィンドウ内のXYZ軸が色分けされ、移動ツール・グリップ上の対応する軸と直接相関するようになりました。
- 移動グリップの軸ロック
移動ツールウィンドウの各軸の横にあるラジオボタンを切り替えることで、移動ツールグリップをX軸、Y軸、Z軸に沿ってロックできるようになりました。
入れると軸がマウスカーソルにロックされ、特定の軸に沿ってより精細な動きができるようになります。 - 追加ホットキー
移動ツールのホットキーが追加されました。(KeyShotプリファレンスでカスタマイズできます)- T: 平行移動グリップ
- R: 回転グリップ
- S: スケールグリップ
- X: X軸にロック
- Y: Y軸にロック
- Z: Z軸にロック
❺ インポート形式の更新
以下の対応ファイル形式が更新されました。
- Sketchup 2024
- CATIA V5 3D Read: V5-6R2024
- Parasolid 3D V36.1
- NX 2312 シリーズ (~ 2312.4000)
❻ カメラ絞り形状
2024.2 では、カメラ絞りの形状を調整するためにカスタムテクスチャを使用する機能が導入されました。この設定は、プロジェクト設定 > カメラ > 被写界深度 > カメラ絞り形状 > テクスチャー にあります。「テクスチャー」フィールドに画像ファイルを参照・ドロップすると、カメラぼけの形を調整できます。